卓球女子から学ぶ勝利のメンタリティー。正しく勝つために私たちがやるべきこと。
1.卓球女子からわかる勝利の方程式
「卓球 日本選手権」が、日曜日に行われたので観戦した。
今、日本の卓球界が熱いのは、皆さんも既に注目されているはず。
ご承知の通り、日本女子卓球は、石川佳純が第一人者だった。
ところが、昨年、弱冠16歳の平野美宇が石川に挑戦して優勝をもぎとる。
ところが今年はその平野を倒して同学年の伊藤美誠が優勝した。昨日のホットニュースだった。
まず簡単に3人の状況を説明しよう。
石川は、一昨年まで3連覇で無類の強さを誇った。そして昨年は4連覇(5度目の優勝)がかかっていた。が、新鋭平野に破れた。
その平野は、一昨年のリオデジャネイロのオリンピックで日本代表になれない悔しさをバネに、それまでのプレースタイルを改めて、守りから攻める卓球に変えた。卓球台に近づいてプレーするため機敏に反応をする体力強化をはかった。
その結果、第一人者の石川を破ることができた。弱冠16歳、快挙である。
伊藤は、一昨年のオリンピック選考会では同学年の平野よりも強くて団体戦のメンバーに選ばれメダルを獲得したが、昨年の日本選手権出場では、まさかの5回戦(序盤)で敗退。
それから一念発起して、彼女オリジナルの技である通称「美誠パンチ」に磨きをかけるだけでなく、もっと多彩な攻撃パターンを使える体力と技術を身につけ、今年優勝した。
ここから学べる教訓は、自分を変えることが、勝利につながる可能性を高めるということ。
プレースタイルはいうに及ばず、試合中でも、こまめに戦術を変えていた。そのことがメンタルも関わる繊細なスポーツである卓球の試合の中で、新しい流れを自分から呼び込むことで、勝利をたぐりよせていた。
逆に自分を変えることが難しいのは、人はうまくいくとずっとそれを続けたくなるということ。新しいものに変えることは当然リスクがあるので、勇気を出さないとなかなかできないから。今回のいくつかの試合でもそれが見て取れた。
つまり、大事なことは、守りに入らず、攻める。
成功していても同じことを続けるのではなく、新しいことに挑戦する。変わる勇気を持つ。
2.今以上の力をだすために
私の変化を伝える。
ブログを始めてから次は何を書こうかと、ネタを探すようになった。
日曜日の卓球のテレビ観戦中も、実は、ブログのためにメモなどをとる私。我ながら、けなげな作業、妻にも「大変ね!」と突っ込まれた(笑)
しかし別に大変とは感じなかった。
誰かのためになると思えば、人は、何かをやることを厭わないことがけっこうあるものなのです。
私の場合で言えば、まず授業がそうである。学生のために本を読むことや情報を収集することはいやではなく、むしろ楽しい。
研究活動である論文は、時に自分の業績のためという感じもあり、実はあまり熱心ではないものの、他人との共同執筆となると気持も変わり頑張ろうとする。
子どものためだと思えば身体が疲れて休みたくても一緒に外に出かけたり喜びそうなものを手に入れたりということは,親なら誰でもが経験するだろうし、私もそうだった。
結局、人間という生き物は、自分のためだと意識すると、億劫がったり面倒くさいと思ったりすることが少なくないが、他人のためならば、案外苦労を厭わないところがあるのではないだろうか。
東京オリンピックで金メダルをとるというのが、卓球界では合い言葉のようになっているという。
オリンピックは多くの人が注目し、勝てば喜んでもらえる人数や度合いが通常とはケタ違いである。
卓球選手たちの大きなモチベーションは、自分の名誉もさることながら、日本の多くの人たちを喜ばせたいということにあるのだと確信する。
地域のため、日本のため、世界のため…、
次元はそれぞれ違えども、自分に意欲と力を与えてくれるように意識することは、何かをやろうとする場合にとても大事なことなのだろう。
そして自分以外の誰かのためという時には、大抵、生産的・建設的なこと、社会に有益なことになる。
逆に自分だけのためであることは、私利私欲に走りがちで反社会的な場合にさえなる怖れもある。
だから、世のため人のためという姿勢は、とても大切なことなのだとつくづく思う。
ブログも誰かのためと思ってやっている私は、昨日テレビをみながら、画面を写真にとることをまったく厭わなかった(と、急に次元が小市民的になって恐縮だが・・・笑)。
加えて、卓球選手にならって何かを変えてみようということで、今回は文体を、ですます調から、変えてみた。文字の大きさに変化つけてみた。
「なぁーんだ、ちっちゃいこと」と、笑わないで下さいね。
今年、14歳で男子の優勝をなし遂げた張本選手は、野球選手イチローの次の言葉を大事にして練習場に飾っているという。
「小さいことを一つ一つやっていくことが、とんでもないところにいく近道」
チョエーと叫びながら(笑)、黙々と努力する第一人者に学びたい。
誰かのためにと私が実感できるブログにするために、これからも頑張ります。
オリンピックとまではいわなくても、読者の皆さんからの支持が高まることを内心願いながら(笑)。